校内研修

校内研究・研修計画

1. 研究の主題

自ら考え、互いに学び合える生徒の育成
― 伝え合う活動を通して ―

2. 主題設定の理由

平成20年9月の「中学校学習指導要領解説 総則編」の「1 改訂の経緯」は次のような内容で始まる。

21世紀は、新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す、いわゆる「知識基盤社会」の時代であると言われている。このような知識基盤社会化やグローバル化は、アイディアなど知識そのものや人材をめぐる国際競争を加速させる一方で、異なる文化や文明との共存や国際協力の必要性を増大させている。このような状況において、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を重視する「生きる力」をはぐくむことがますます重要になっている。

そして、各種調査の結果から以下の3点の課題が示されている。

  1. 思考力・判断力・表現力等を問う読解力や記述式問題、知識・技能を活用する問題
  2. 読解力の成績分布の分散拡大(学習意欲・学習習慣・生活習慣の課題)
  3. 自分への自信の欠如や自らの将来への不安、体力の低下

これらの解決のために、指導計画作成時に、知識・技能の活用を図る学習活動の重視、言語活動の充実が示された。

研修会授業風景村上中学校でも上記の課題はほぼ同様の傾向が見られる。多くの生徒は基本的生活習慣をしっかり身につけており、それがまじめな学校生活につながっている。授業態度も良好な者が多く、学習内容も概ね理解していると思われる。しかし、定期テストの結果等を分析すると、上位と下位の生徒の得点に大きな差があり、明確な二極化現象が生じている。それは、机に向かうことが習慣化されていないことや、思考力・判断力・表現力等を問う問題や記述式問題を嫌う傾向の見られることとも一致する。また、一小一中のためか、人間関係が固定化していて、親しい友達以外の生徒と積極的に関わりを持って活動していくことを苦手とする生徒も多い。それ故、他への固定的な見方はなかなか変えることができない傾向も見られる。

研修会授業風景生徒が手をあげている様子そこで、生活面では互いの良さを認識しそれを自然に言葉に出すことのできる「学校行事」が大切な存在となってくる。昨年の合唱コンクールやグランド祭では、3年生が後輩をよくリードし、伝統を確実に受け継ぐ場となっていた。また、3年生の姿について行くことで、後輩同士仲間と協力して活動し達成感を得ることもできていた。このことは生徒にとって大きな自信につながっている。福祉体験学習や職場体験学習では、積極的に地域の方々と交流を持ち、活動することができるようになりつつある。
学習面では、机に向かうことをきちんと習慣化させることは急務であるが、それ以上に、自分とは違う他の価値観や考え方をまず受け入れることが大切でなる。人との関わりを通して、生活面、学習面で自分を成長させるとともに、生徒一人一人がそれぞれの目標に向かって高め合うことが大切であると考え、各教科に於ける「伝え合う活動」の充実を柱に設定したい。

3. 研究仮説

  1. 教科の基礎・基本を踏まえ、その評価基準を明確にした上で、生徒の実態を生かした授業を展開すれば、学習意欲の喚起や学習の習慣化につながるだろう。
  2. 互いの良さを認識しそれを自然に言葉に出すことのできる学級・学年活動を継続すれば、個々の生徒が本来持っている力を安心して発揮することができるだろう。
  3. 他の生徒とのかかわりを意識させながら学習を進められるように、意図的に授業形態や学習形態を工夫すれば、個の学びを超えて、より豊かな学びにつなげられるだろう。
  4. 日常的な生徒会活動や学級活動に於いて、一人一人が理解した上で役割と責任を分担すれば、帰属意識が高まり、学校生活の質を高めることができるだろう。

4. 研究の重点

  1. 教科それぞれの言語活動の充実を図る
    学習過程における生徒同士の『伝え合いの場』を確保するように努める。学んだことを個々で終わらせず、言語を媒介として確認しあい、考え合う場を確保できるように努める。
  2. 教育相談の充実を図る
    他と積極的に関わることは、『自分の在り方や生き方』について不安や迷いにつながることもある。そんなときには、生徒が悩みを相談しやすい場も必要である。生徒の悩みに耳を傾け、他とどう向かい合うべきかアドバイスできるようにしたい)
  3. 系統的・継続的なキャリア教育(福祉体験学習)を推進する
    地域の人々との交流を積極的に推進し、体験活動の充実を図る工夫をする。

研修会授業風景

5. 研究組織

  1. 研究推進委員会‥‥研究の進め方について話し合う。
    (校長・教頭・教務主任・研究主任・総合的な学習担当者・領域担当者)
  2. 教科主任会‥‥教務主任の企画で、教科会での検討事項の確認調整を行う。
    (教務主任・研究主任・教科主任)
  3. 総合・領域部会‥‥総合的な学習・道徳・学活について具体的な計画立案を行う。
    (各部会部長・各学年1名)
  4. 教科会‥‥教科の共通理解を図るとともに、研究主任から提示された教科に関する具体的な話し合いを行う。
    (各教科担当)
  5. 特別支援委員会‥‥教科の学習に於いて配慮の必要な生徒について共通理解を図ると共に、教育相談のあり方について計画立案をする。
    (教頭・SC・養護教諭・各学年1名)(月1回)
  6. 初若年研修部会‥‥初任から5年目までの教員同士で、日々の課題について話し合う。
    (教頭・教務・初任指導・初若年教諭)(月1回)
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