教育研究

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令和3年度「研究について」
本校では、国語科と特別支援教育の研究を行っています。

研究主題「共に学び合い 豊かに表現できる子どもの育成」

~国語科学習と特別支援教育を通して~

言葉を大切にする

わたしたちは、言葉によって物事を認識し、言葉によって考えを深め、そして言葉によって表現し、他者とのコミュニケーションも言葉によってなされている。
私たちの生活の営みはすべて言葉が基になっているといってよい。
学習においても、とりわけ国語科においては、言葉は大切な役割を担っている。
国語科で育てる「読む力」「書く力」「話す力」「聞く力」は言葉なしには成り立たないからである。
読解においては、文章に書かれている言葉を手がかりにして、書かれていないことを豊かに想像したり考えたりすることができる力を育て、想像する楽しさやおもしろさが感じ取れる子どもに育ってほしいと思う。

豊かに表現する

表現するとは、想像したり考えたりしたことを「書く」ことであり、「話す」ことである。
自分の思いや考えをわかるように自分の言葉で「書く」。友達にわかるように「話す」。友達の考えがわかるように「聞く」。ここでも言葉が大切な役割を担ってくる。豊かに表現活動を行う中でコミュニケーション力が養えるように子どもたちを育てていきたいと思う。
豊かに表現するには、豊かさを支える「確かさ」が必要である。そのためには、文章を読めること、書いてある内容を読み取れること、さらに、問いに対し根拠となる言葉・文を示しながら自分の考えを的確に書けることに裏付けされていなければならない。この確かな読み取る力、書く力を育て、自分の言葉で考える力をつけていくことが「話す」活動(コミュニケーション力)の充実を図ることになる。
また、話し合い活動は、一方通行では話し合いの深まりを追求することはできない。互いの考えが分かり合えるということが大切である。そのためにも、友達の考えを理解しながら「聞く」ことができる子どもたちに育てたいと思う。
新指導要領では、言葉を通して正確に理解し、論理的に思考し、適切に表現する能力、互いの立場や考えを尊重して言葉で伝え合う能力を育成することを重視している。本校の研究の目指すところとつながるところであると思う。

指導の重点と達成するための手立て

国語科

言語活動の充実を通して、豊かな表現力を育む国語科学習

重点1 伝える目的・相手を明確にする。

「重点1」に迫るための具体的な手立て

  1. 単元の導入では、教師が単元のゴールとしての見本を示し、児童が目的意識や相手意識をもって学習に取り組めるようにする。
  2. 単元の導入で,単元全体の学習計画を明確にし(実態に応じて児童と共に作る)、単元全体の見通しをもたせる。

重点2 「豊かな表現力」をつけるための言語活動の工夫をする。

「重点2」に迫るための具体的な手立て

  1. 語彙量を増やし、多様な表現方法を習得させる。
  2. 交流の場を設定し、伝え合う視点を明確にする。

(例)「言語活動」での表現方法

「話す」活動

音楽劇、ポスターセッション、プレゼンテーション、ディベート、タブレット等のプレゼンテーションソフトの活用、本の紹介等

「書く」活動

創作話、続き話、紹介カード、クイズブック、ポップ、ポスター、本の帯作り、図鑑、紙芝居、巻物、リーフレット、パンフレット,フライヤー(映画の広告紙)等

重点3 自己をふり返る場面の設定。

「重点3」に迫るための具体的な手立て

  1. 毎時間,毎単元,ふり返りの場面を設定する。
  2. 児童の発達段階に沿った,ふり返りの方法を工夫する。

重点4 語彙を豊かにする指導の改善・充実。

「重点4」に迫るための具体的な手立て

  1. 語彙量を増やし、語句のまとまりや関係,構成や変化について理解し,多様な表現方法を習得させるための資料を掲示する。
  2. 単元の関連図書を整備し,並行読書の充実を図る。

伝え合う力をつける

  • 意図的に話し合いの場を設定する。
  • 話し合いの視点、必要感をはっきりさせる。
  • グループでの話し合いの質を高める。
    自己決定力「自分はこう読んだ」という主体性をつける。(発信する力)
  • グループでの話し合いを全体の話し合いにどうつなげるか考える。
  • 話し合いの仕方を学ぶ。
    低学年  少人数での対話
    中学年  話し合いの手順・リーダーの役割
    高学年  立場を明確にする・話し合いの視点を意識する
  • 相手の意見を理解して聞き、それに対し意見をいえる。
    コミュニケーション能力の向上 -聞き合い、響き合い、高め合い-
    コミュニケーション能力・・・言葉を聞いたり、話したり、読んだり、書いたりすることによって相手の考えを伝え、相手の意向などを理解しようとする能力
    人格を尊重して聞き、自分を変容する。
    ・何をどう聞いて、自己決定するか。
    ・最後まで聞く相手意識をもつ。
    ・本文に戻り相手をどう説得するか考えながら聞く。

特別支援教育

「個に応じたきめ細かな支援を通して、自立と共生につながる力を育む特別支援教育」

重点1 個に応じた,きめ細かな教材研究・指導を行う。

  • 特別支援教育ならではの重点である。個の教育的ニーズ、それぞれの子どもの思いや願いを実現していけるような教材、手立ての工夫が大切である。
  • そのための手立てとして、イメージマップの活用や学級訪問の際の集団の中での行動観察が大切になる。

重点2 個の課題を明確にし、適切に評価する。

  • 集団・グループの指導であっても、個別指導であっても、それぞれの子どもの課題を明確にして指導し、評価していくことは大切である。
  • 特別支援教育では、個別指導計画の有効活用も大切な課題である。その際、結果だけでなく形成的評価を重視し、自己肯定感を高めることを意識していく必要がある。
  • また、自己評価や子ども同士の相互評価なども授業の中で活用していくことが大切である。

重点3 人とのかかわりを深め,伝え合う力を高める

  • 伝え合う学習は、伝えたい内容に対する「感動」、それを伝えたい「対象」、伝えるための「技能」、自信をもって表現しようという「意欲」、そして「互いへの関心や社会性」のどれが欠けても成立しない活動である。また、表現の力は理解の力と表裏一体であることを重視して学習していくことが大切である。その点で、重点3は重点1、2とも密接に関連していると思われる。
  • 表現の力は、個人差の大きい分野である。多様な表現方法や個人内での変容をとらえ、適切な支援の方法など個別指導計画に基づいてとらえていく必要がある。

言語環境

1.読書の習慣を身につけ、本に親しむ環境を作る。

  • 朝の読書タイム(月・火・木・金)
  • 学校司書による本の紹介、国語の読書指導
  • 「本大好きの会」の方による読み聞かせ(月1回)
  • 読書によって、語彙を豊かにする。

2.音読カードの活用で音読(読む)の力をつける。

  • 学習するところは、すらすら音読できるようにする。
  • 漢字が読めて、おおまかな内容をつかめるようにする。

3.書く活動を大切にする。

  • 自分の思いや考えが書けるようにする。
  • いろいろな場面で書かせる指導を取り入れる。

4.コミュニケーション力をつける。

  • コミュニケーションの機会を多くもてるようにする。
  • どんなことでも話せる学級の雰囲気を作る。

5.聞き合う力を付ける。

  • 話し手を見て聞く。
  • 話の内容を理解して聞く。
  • 自分の意見と比べて聞く。同じ、違う、似ている等。
  • 話し手の考えに意見を言える。
  • 聞き手にわかるようにはっきり話す。

6.学習規律の確立。

  • 最後まではっきり話す。
  • 口をよく動かし、はっきり開ける。
  • わからない場合は、繰り返させる。
  • 昨日と比べて評価する。
  • 話し方のパターンを示す。
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