少し汗ばむ季節となりました。春の様子と比べて,生き物の様子が少しずつ変わってきました。今回は木の様子です。春の様子と比べてみましょう。

まずは西高津小学校のシンボルツリーのケヤキです。もうすっかり葉が茂りました。手前の小さな木はモミジです。

モミジの種が大きくなっていました。ピンクの部分を羽にして風に乗り,付け根にある種を遠くまで運びます。

ニセアカシアの花です。フジに似た形の花が咲いています。同じ豆の仲間です。この後どうなるでしょう。(この花はてんぷらにして食べるとおいしいです。)

ミカンの花です。学童の前の大きな木です。おそらくグレープフルーツだと思います。奥に実がなっています。1年かけて実が大きくなり熟します。給食で出たミカン(グレープフルーツ?)の種をまいたら出たという話を聞きました。

実際にグレープフルーツは食べた後に種をまくと芽が出ます。ときには,実の中で芽が出ていることもあります。ほかのミカンではそのようなことはほとんどありません。ミカンの果汁に芽が出ることを抑える物質があるそうです。グレープフルーツはほかのミカンよりもその力が弱いようです。スイカなど,ほかの実の中にもあるそうです。夏休みの研究で調べた小学生もいます。自分で調べてみると楽しそうですね。

ミカンは普通,動物に食べられて種が運ばれます。動物のおなかの中で,芽が出ることを抑える物質がなくなり,発芽できます。果物が熟すとおいしそうな色に変わるのは,動物に食べてほしいからなのでしょう。動物はおいしい実を食べて生きていくことができ,植物は種を遠くに運んでもらう。植物は動物が食べるまで芽が出ないようにしてじっとがまんしている。植物と動物がお互いに協力し合っているようですね。

芽が出て1年目に花が咲くことがよくあります。「幼樹開花(ようじゅかいか)」といいます。実際にまいて育ててみるとそんなことを観察することができます。

今年は去年より実の数が少なく感じます。果物は種類によって,たくさん実る「表年(おもてどし)」とあまり実らない「裏年(うらどし)」があり,一年おきになる量が変わることがあります。少ししかならないときは実が大きく甘くなるような感じがします。農家の人はいつも同じように収穫したいと考えます。そうなるように様々な工夫をしているそうです。