あれ、ひもが動いている

阿蘇小は自然環境に恵まれていて、四季折々いろいろな野鳥や昆虫が運動場に現われる。
もちろん草花や果実も心和ませるかのように咲き乱れる。
春には桜、チュウーリップ、初夏にはアゲハ蝶、ツバメ、カエル、夏にはけやきの木がすばらしい木陰を作り出し、秋には柿などの果物類が実をつける。しかし・・・

掃除の時間に眼鏡をはずして汗をふいていたとき、なにげなく「けやきの木」を見ていたら「ひも」が風にふかれて動いていた。
けっこう太いひもでこんな微風でも動くんだなとその時は感じた。しかし、それにしては動きが規則正しすぎる。
「まさか・・・」と思いあわてて眼鏡をかけたら、なんと自分のもっとも嫌いな「ヘビ」がはっているではないか。
それもでかい「青大将」が・・・背筋に冷たいものが流れ落ちた。
「運動場」と「子ども」はよく似合うが「ヘビ」とはいただけない。場違いというものであろう。

教員になって14年になるが、学校の敷地内で「ヘビ」を見るのは初めてである。
田舎では、家の中に入ってきたりするので珍しくもないが、まさか学校で見るとは予想もしなかった。

子どもや先生方にこのことを話したら「別に珍しくないよ。」という返事がかえってきた。
これには二度びっくりした。
話によるとけやきの木から落ちてきたとか、校舎内をはっていたとか、昼寝をしていたとか、どうもひんぱんに現われるようである・・・

もしかしたら阿蘇小には、とてつもなく大きな「ぬし」がどこかに潜んでいるのかもしれない・・・
「青大将」を見てから裏の倉庫の中に入らなくなったのは言うまでもない・・・。

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