今朝も何人もの子どもたちが,登校時の収穫物を見せてくれました。左上の昆虫は,ナナフシの仲間で「トゲナナフシ」です。その他にもクリ,ドングリ,トカゲなど。トゲナナフシは,普通のナナフシよりもずんぐりした感じですね。関東以南に分布。千葉県では絶滅危惧Ⅱ類になっていて,特に千葉県でメスが見つけられれば相当レアだとのこと。これはメスなのでしょうか?

 

同じく今朝,1年生が教室前の松の木の下で遊んでいました。どうやら下に落ちている松ぼっくりを集めて,木についている松ぼっくりやクモの巣を的にして投げて遊んでいるようです。ボール以外の物を投げることは,最近なかなかできない中,これも阿蘇小の素晴らしい環境の一つですね。

「物を上に投げ上げる」という運動はなかなか日常的には行いません。子どもの体力の低下の中でも特に「投力」の低下は顕著と言われています。あらためて,子どもは遊びからたくさんのことを身に付けていくと感じました。

 

2年2組では,タブレットを使った授業が行われていました。学習のまとめとして,ドリルアプリを使っている子がいました。タブレットに導入されているアプリの多くは,ウェブベースで動作し,クラウド上にデータが保存されるため,IDとパスワードによる認証で,学校でも家庭でもデータを共有できます。教員も児童の学習状況をいつでも確認できるようになりました。

子どもは戸惑いなくタブレットを操作しています。使いながら習得していく力は大人より子どもの方が断然上ですね。

 

本校は,国語科指導の研究を行っています。今日の3年2組の国語の授業では,物語文での課題に,一人一人が本文の言葉に着目しながら迫っていました。手の届くところには国語辞典,本文に書き込みをするための手作りの国語ノートの活用など,言葉に着目し言葉を大切にした授業が展開されていました。

新しい学習指導要領でも,「思いや考えを自分の言葉で表現できる児童の育成」ということが,国語科に大きく期待されています。言葉への関心と自信を高め,自分と他者の両方の言葉を大切にする向き合い方を経験させていきたいです。