幸せな子供たち
作曲家 古関裕而
 2月の寒い一日、宮本さんと二人で常磐の山に登った私は、こんな素晴らしい自然を校庭の一部に持ち、魂を清め体を鍛えることのできる生徒たちの幸せを想わずにはいられなかった。と同時にこの理想的な教育環境を造られたPTAの苦心と努力に敬意を覚えずにはいられなかった。
 又、山の各所に、子供たちがつけたらしい童心あふれる名称が、私を強くほほえましく感動させ曲想を誘ってくれた。
 それに、語調、内容共に整った宮本さんの立派な詩が、スラスラと私の曲想を楽譜にさせてくれたのであった。

鐘の鳴る丘
作詞家 宮本旅人
 校歌作詞の依頼をうけて東小を訪れた私は、林校長先生のご案内で校内一巡の後、詩想を引き出すために、あの“常磐の山”に分け入った。
 松風の音、野鳥の声に聞きほれている時、あのチャイムの音色が流れてきた。とたんに思い出したのが、あの名曲「鐘の鳴る丘」と作曲者の古関裕而さんだった。
 この人をおいて東小校歌の曲を頼む人はいないと思い、その夜、まだ作詞も完成していないのに私は古関さんに電話していた。
 でき上がった曲は、もちろん私の予想以上の名曲だった。